こんにちは。
新学期が始まってしばらく経ちましたが、一年生の皆さんは新しい生活には慣れましたでしょうか。そろそろ期末レポートが公開される授業も出てくるのではないかと思います。また、小テストが返却され、manaba上の「成績」の自分の位置に一喜一憂している一年生も多いかと思います。
大学の成績ってどれくらい取らないといけないんだろう・・・・
今回はそのような疑問にしっかり答えていこうと思います。
1.そもそもGPAとは?
GPAが高いことのメリットを説明する前に、「GPAって大学に入ってからよく聞くようになったけどなんのことだろう。」という方もいらっしゃると思うので、まずGPAそのものの説明をしたいと思います。
GPAとは、Grade Point Averageの略称で、授業ごとに5段階で評価された成績一つ一つに割り当てられたポイントを平均化したものです。小数点以下第三位を四捨五入して、今までの成績の合算として計算されます。
その5段階評価は、
~80 A
~70 B
~60 C
59~ Dまたは成績不能
という5つです。それぞれ獲得できるポイントは、Sが4点、Aが3点、Dが0点といった形です。つまり、GPAは0~4の間で決まるということです。
例えば、Sを3つ、Aを4つ、Bを1つ、Cを4つ取った時のGPAを求めると、
(4×3+3×4+2×1+1×4)÷12=2.5
以上より、GPAは2.5となります。
2.GPAが高いことのメリット
<GPAを使う場面>
実際、GPAってどこで使うのでしょうか。明治学院大学のホームページには、以下の使用方法があると書いてあります。
- 法学部の成績優秀者の選考
- 明治学院大学学内奨学金給付対象者の選考
- 明治学院大学大学院の出願基準、選考要素
- 法学部生が他大学法科大学院へ進学する際に、三年次早期卒業する場合の卒業要件
- 協定留学者の学内選考基準
- 国際学部ダブル・ディグリー・プログラム出願基準
上記の他にも、就職活動やゼミの選考の時に使うことがあります。
次に、多くの学生が関係あるであろうと考えられるメリットを紹介します。
<学生生活におけるメリット>
今回は4つのメリットを取り上げたいと思います。
2-1.奨学金
全学生に共通して言える学生生活におけるメリットは、奨学金をもらえる可能性があるということです。
この奨学金をもらえる人は、学科内でGPAが学年1位である人と、各学科の留学生成績1位の人がもらえます。わかりやすく言えば、学科内の成績ナンバー1が150,000円あるいは250,000円もらえるという制度です。多くの大学生がGPAを意識せずに勉強している中、成績を頑張って取れば奨学金をもらえ、親孝行も可能になります。
2-2.ゼミの選考
ゼミの選考は皆さんに関係がある問題ではないでしょうか。
一部の学部ではゼミに入ることがマストではない学部もあるみたいですが、大学生らしくゼミで勉強するのは憧れますよね。ゼミというのは全員が好きなところに入れるわけではありません。選考があり、その方法は先生によって異なっていて、面接や書類を提出させる先生もいらっしゃいます。その選考方法の一つに成績、つまりGPA選考があります。今までの成績が良くないと入りたいゼミに入れないかもしれません・・・。
2-3.留学
留学の選考にもGPAが使われるので、少しでも考えている人はGPAを取っておいた方がいいと思います。
日本では、いまだにコロナウイルスが蔓延していてまだまだ苦しい状況ですが、アメリカではワクチン接種をした人はマスクを外しても大丈夫という指針が出ているほど明るい兆しが出てきています。もしかしたら来年は留学できるかもしれません。もし留学したくなった時に、GPAがネックになったら嫌ですよね。
2-4.法学部の成績優秀選考
これは法学部生しか関係ありませんが、成績優秀者の選考にも使われます。
法学部では、年度終了時にGPAが3.2以上の生徒を成績優秀者としています。成績優秀者になると、年間履修単位の上限が48から60まで上がります。また、自分より上の配当年次の科目を取ることが可能になります。2年生だったら、3,4年生の科目も取れるようになります。法学部生はほとんどが2年生まで横浜校舎なので白金の方が近い人にはとても嬉しいですよね。
<就活におけるメリット>
次に就活です。就活で役立つ場面はいわゆる「ガクチカ」の部分です。ガクチカとは、学生生活で力を入れたことの略です。ほとんどのES、またいくつかの面接でこのガクチカは聞かれます。そのガクチカを勉強、と言える大学生は少ないと思いますし、言えたらかっこいいと思います。ただ、このガクチカに単に勉強を頑張ったとしてしまうと、普通過ぎるので、他の人と差別化できる何かがあるといいですね。
反対に、GPAが低いと学生なのになにをやっていたの?と企業側からは良い印象は得られません。GPAについて聞いてくる企業は多くないですが、あまりに低いと好印象は得られないので気をつけましょう。
3.まとめ
以上が、GPAが高いことのメリットの説明でした。中でもゼミの選考については、知らない人もいたかと思います。GPAは今までの全ての成績の合算です。入りたいゼミに入るためにも、低すぎる成績は取らないように頑張りましょうね。
最後に、中の人の独断と偏見で溢れた超個人的なGPAの印象を紹介して終わりにしたいと思います。
成績が出たらぜひ参考にしてくださいね!
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