こんにちは。法学部法律学科4年の宮田です。今回は明治学院大学の教職課程について、履修者として気づいたことや気をつけた方がいいことをまとめさせていただきます。参考までに見てくださると幸いです。
そもそも教職課程とは?
教職課程とは、将来教員をめざす人が教職員免許を取得するための履修コースのようなものです。自分の学科の授業と併用して授業を履修します。3年生の夏から介護等体験、4年には教育実習の参加を経て、取得単位数以上の単位を取得した人に教職員免許が与えられるというものです。(教員になるには別途教員採用試験の合格が必要になります。)
教職課程で気をつけておいた方が良いこと
教職課程は、主に学習指導要領に基づいて教科毎の指導方法について学ぶ教科の科目と学校生活全般に関わる教育方法について学ぶ科目の二つに分けられます。
もちろん学科の授業では学ぶことのできない分野について学ぶため、多くの知識を得ることができます。ただ、その反面受けなければいけない授業の数が多く、必然とテストやレポートの量も多くなります。
どれぐらい多めに単位を取らないといけないのか?
学科の卒業単位が130単位程度とすると、それとは別に教職課程の単位数として60単位程度を履修する必要があります。
この60単位は卒業単位には含まれません。つまり、教員免許を取得するには、4年間で大体180~200単位近く履修する必要があるということです。相当な覚悟が必要です。
出来るだけ早くから教職課程を始めよう
上記で述べたように、取得しないといけない単位数が多いので、1年生から始めることをお勧めします。
2年次以降に教職課程を始めると非常にしんどいです。教職課程の半ばで、やめてしまう人も僕の周りにはたくさんいました。また、途中でやめてしまうと免許の取得はかなり厳しくなります。最後までやりきる根気が必要になりますね。
教職課程の魅力
他の学生よりも約1.5倍の単位数をとらなければいけないため、少し忙しくなりますが、明学は教職課程の履修に別途お金はかからず、他の学生よりも多くの知識を知ることができるのが魅力です。テストやレポートの量は増えるものの、そこまで難しくはありませんし、授業にしっかりと出席していれば単位も出ます。
そして教職課程での何よりも魅力は、教育実習に参加することができる(資格取得には必須)ということです。教育実習は、教職課程を履修している人の中でも単位数や必修科目の履修といった要件をクリアした人だけが参加することができるものです。(毎年しっかりと単位を取得していれば参加することができるので安心してください。)
そこでは中学生や高校生といった学生に授業をするだけでなく、生徒とふれあうことができる非常に充実した時間です。教員になるならないどちらにせよ、貴重な経験になるはずです。
教職課程を履修してしっかりと単位を取得すれば教職員免許を取得することができます。これは就職活動の履歴書に書くことができる資格でもあり、持っていて決して損することはありません。教職員免許を持っていた方が就職する上で有利になる業界や企業もあります。そのうえ、教職員免許は就職活動の際に教育分野での選考に役に立ちます。
最後に
私は教職課程を履修して後悔していることは全くありません。むしろ新しい知識、貴重な経験をさせていただき良かったことしかないと思っています。履修している中でしんどいなと思ったことや友達と同じ授業を履修することができなくなるなど苦しいこともありましたが、達成感や充実感と比べてみたら全然良かったのかなと。
途中苦しいことがあると思いますが、何をするにも苦しいという感情はつきものです。新しい知識が増える、他学科の友達ができる、苦しい中でも得ているものはたくさんあります。是非、教職課程を履修して良い大学生活を送ってください!
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