レポートは大学生の成績評価に欠かせないものです。ですが、出典表示の仕方がややこしいですよね!
そこで、今回は明学ナビがレポートの出典表示について解説します!
1.出典表示の必要性
出典表示なく他人の研究結果やアイデアを載せることは不正行為です。これを「剽窃(ひょうせつ)」といいます。
明治学院大学では剽窃が発覚すると厳しい処分が行われます!!必ず出典表示は明示しましょう!!
2.出典の示し方
レポートでは、引用・参照した資料の情報を本文中とレポート文末の参照文献リストに載せます。
その出典の示し方は本文中と参考文献リストで異なります。以下の書き方で統一しましょう!!
①本文中
本文中の出典表示は資料から借りたアイデアや表現の直後に簡略して載せます。
載せる情報は〈筆者の姓・出版年・引用ページ〉の3つのみです。
同一の著者による同一発行年の資料を2つ以上使う場合は、「2020a」「2020b」と記し、参考文献リストにもaとbが区別できるように載せます。
新聞記事を資料に使う場合、年月日と朝刊か夕刊かまで載せます。
②参考文献リスト
参考文献リストでは、「参考文献」という見出しをつけます。その下にすべての資料情報を省略せずに列記します。勿論、これは文字数に含みません。ちなみに、目を通しただけで使わなかった資料は載せる必要はありません。
載せる資料の順番は筆者の姓の五十音順です。著者名のない新聞記事の場合、新聞名を筆者の姓代わりにして順番を決めます。
書名などの資料全体のタイトルは『』(二重カギ括弧)、論文・新聞・雑誌の記事など、資料の集合体の一部は「」(一重カギ括弧)で示します。
載せる情報は基本、〈筆者氏名(+訳者氏名)・発行年(月日)・タイトル(+収録書名、収録雑誌名)・出版社名〉です。
雑誌掲載論文は〈巻(号)数と発行年月、新聞記事は朝刊か夕刊かと発行年月日〉まで載せます。
論文集の一編、雑誌掲載論文、新聞記事は掲載範囲を載せます。その際のページ数は「p.1-10」のように表記しましょう。
インターネット上の情報を載せる場合は載せる情報が上記と異なります。なぜなら、インターネット上の情報にはデマが多いからです!Wikipediaなど信用性の低い情報は論拠と認められないことに注意しましょう!
ですが、どうしてもインターネット上の情報が必要な場合、〈筆者またはサイト運営主体・記事の日付・コンテンツタイトル・参照したページのURL・情報取得日〉を載せましょう。
3.まとめ
以上がレポートの出典表示の書き方です!繰り返しますが、学科や教授によって書き方の指示が異なる場合があるので確認は欠かさないでくださいね!
明治学院大学には「アカデミック・ライティングの基礎」という授業を始めとしたレポートの書き方を教えてくれるコンテンツが揃っています。明学ナビが書いたレポートについてのコラムも参考にしてくださいね!
参考文献
明治学院大学教養教育センター(2020)「アカデミックライティングハンドブック2020」
コメント