《大学院シリーズPart2》大学院に進学するための準備と試験対策

キャリア

こんにちは。
東北大学大学院1年の髙田和希です。(明治学院大学法学部/2021年卒)

前回は、大学院に進学した理由と大学院入試の概要について紹介しました。
《大学院シリーズPart1》大学院に進学した理由と大学院入試について | 明学ナビ (gakuseikoujyou.com)

今回は、自らの経験を半ば反面教師にしつつ、進学を検討する皆さんにとって、大学院へ進学するための準備と試験対策についてアドバイスができたらと思います。

《絶対準備するべき2つのこと》

進学のための準備として必要なのは、研究計画書を充実させること、②指導を希望する教授にコンタクトを取ることです。

〈①研究計画書〉

出願する際に必要な書類の一つに、「研究計画書」というものがほぼ100%存在します(稀にない場合もありますが、代替の書類を提出することになります)。この研究計画書の質こそが合否を左右すると言ってもいいと思いますね。

計画書では、研究テーマ、目的、方法、年次計画と、目的の項目で用いるであろう先行研究で参照した文献を最後に記すという様式がオーソドックスです。もちろん、この段階では、これからのことについて書く訳ですから、やたらと細かい内容でなくても問題ありません。ただ、この計画書が面接の際に参考にされるので、論理の一貫性、具体性のある内容、さらに研究対象の限定化ができるといいですね。

もし、論理的でなかったり、具体性がなく、研究テーマが絞りきれていない計画書の場合、かなり厳しく詰められる可能性が高くなります。

ですから、大学院への進学を考える上で、ある程度「何のテーマで研究して、それがどういう目的を持つのか、そしてそれをはっきりさせるための最適な方法が何か、またそれをどういう段取りで達成するか」ということを日頃から意識することが、計画書に関するアドバイスです。もちろん、計画書として書いたものは必ず他人に見てもらうべきです。できれば、該当テーマを専門とする教授や大学院対策の予備校の先生に見てもらうのがいいでしょうね。

特に大学へ足を運んでいる以上、最善策は教授による添削ですから、少しでも大学院進学を検討しているなら積極的に連絡を取って欲しいですね。

〈②教授とのコンタクト〉

これも大変重要で、研究計画書を見てもらう他に、過去問を貰える利点があります。

また、教授が普段の大学の授業に使用しているレジュメなどを貰える可能性もありますね。これは、他専攻の受験者にとってはありがたいことじゃないですかね。そう考えると、過去問は受験対策において必須ですが、レジュメを貰えると対策が進みやすくなるでしょう。僕のように学部時代の専攻と異なる研究科へ進学しようと考えている人にとっては、「自分が研究する上でこれくらいは最低限押さえておく必要があるのか」と認識できますからね。

今年度に関しては、新型コロナウイルスの影響で、通常通りのコンタクトが取れませんでした。
オンラインなりチャットなり、ある程度の対応は可能ですので、教授とのコンタクトを早い段階で取る方がいいです。また、大学1.2年であれば、後からでも志望先の研究科は変えられますし、多くの情報を収集する分には損ではないですからね。

《試験科目の対策》

以上は、「大学院出願までの準備」であり、ここからは、試験科目の対策です。と言っても専門科目については、教授とのコンタクトで取得できる過去問やレジュメである程度対応可能です。

また加えるとすれば、その専門の用語集や関連図書を収集することでしょう。学部時代と同一専攻であれば、それなりに学んでいたら、ある程度専門知識の下地はあるのでそんなに苦戦しないと思いますよ。

〈英語の対策〉

英語は、論文の一部から出題されて、それを全訳したり要約したり部分和訳したり、というパターンが多いです。もちろん過去問で対策できればそれでいいに超したことはありません。ただ、普段の英文でさえそれほど読む機会も多くない方が多いと思うので、普段から長文に親しみ、和訳・要約に慣れることが必要だと思います。

英語に関しては、図書館に置いてある洋書や英語論文を読んだり、大学院英語の対策本を利用するといいんじゃないでしょうか。

実際、僕も「大学院への英語」という参考書で、複雑な構成の英文への対策をしたり、「院単」でボキャブラリーを増やすことに努めました。と、まぁ偉そうに言ってはいるものの、実際のところ、当日の英訳では、単語の日本語訳が思い出せなかったりといろいろ苦戦しまして(苦笑)、ニュアンスでのカバーや、部分的にはルー(大柴)語のような訳もあったと思いますが、「英文構造」が理解できていたので、文法・英文解釈的には及第点だったのでしょう。或いは、院試全体であれば、専門科目の論述が、よほど優れた知見とみなされたのかもしれません。

とはいえ、語彙力があるに超したことはありませんから、英文構造の理解と語彙力が伝わる訳や要約になるためになるべく早い段階で継続して取り組むべきなのは間違いないですね。特に、入学後には、英語の論文を当たり前のように読むことも考えられるので、そのための土台作りとして、日常の英文読解は欠かせませんね。

《学部生の成績って大事なの?》

大学院試験では、出願の際、一般入試と推薦入試があると述べましたけど、どちらを受験できるかは、学部生時代の成績次第になります。

推薦で受けたいと思うのであれば、学部時代の成績が常に優秀であることが求められます。具体的にはGPAが3あるかどうかといったラインでしょうか。だいたいの大学院は、その成績があれば、とりあえず推薦を受ける資格を持てます(勿論それ以外に準備することもありますが)。

なので、当然のことながら「単位を落としそう」などという科目が1つでもあると推薦利用が厳しくなると予想されるので、その点は常に意識したいところですね。

出願の準備にあたっては、
①研究計画書を充実させること
②指導を希望する教授にコンタクトを取ること
試験科目の対策では、
①過去問やレジュメをもらうこと
②英語の構造を把握し、長文に慣れておくこと

大学院受験は、それなりに勉強や対策をしないといけないものの、少しずつステップを踏んでいけば、自身の研究したいことに一歩近づけるので、悪いことばかりではありません。


次回は、「僕が大学院受験を経験して思ったこと」を紹介します!お楽しみに!

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